日常の食生活を彩り豊かにしてくれるパプリカとピーマンですが、その違いについてご存知でしょうか。
どちらも形状がとてもよく似ていますが、意外と詳しい違いを知らないという人も多いのではないでしょうか。
そんな方のために、パプリカとピーマンの違い・栄養・味についてご紹介していきます。
パプリカとピーマンの違い
よく似た形状でありながら味は異なる「パプリカ」と「ピーマン」ですが、明白な違いをご存知でしょうか。
この2つの野菜は実はいずれもトウガラシの一種です。
トウガラシといえば辛い食べ物というイメージが強いかもしれませんが、トウガラシには辛いものと辛くないものがあり「パプリカ」と「ピーマン」はどちらも後者にあたります。
その点では「パプリカ」と「ピーマン」は共通性がありますが、細かく見ていくと違いがいくつも見つかります。
パプリカとピーマンの収穫時期、味、食感の違い
「パプリカ」は完熟してから収穫する一方、「ピーマン」は完熟する前に収穫します。
「パプリカ」は適温の環境下で約7週間をかけて完熟させるため、カラフルな色になっています。
それに対して「ピーマン」は花が咲いて30日ほどという早い段階で収穫されます。
それゆえに「パプリカ」は甘みがあって肉厚になっているのに対し、「ピーマン」は少し苦味がありやや薄めになっています。
これらの違いから使われるメニューも多くの場合異なります。
パプリカとピーマンの栄養価、青臭さ
「パプリカ」にはビタミンCとカロテンが豊富に含まれています。
この2つの成分には活性酸素を除去する強い抗酸化作用があります。
「ピーマン」にもこれらの成分は若干含まれているので、それ以上に特徴となっているのがピラジンという栄養素です。
この栄養素には血液の流れを良くしたり、心筋梗塞の予防をしたりする効果があるとされています。
ピラジンは青臭さのもとになっている成分でもあり、これが料理の味付けにも影響しています。
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