「竜」と「龍」どちらも同じ「りゅう」「たつ」などと読みますが、その違いはあるのでしょうか。
今回は、「竜」と「龍」の違いと正しい使い方と意味などについてご紹介していきます。
竜と龍の違い
龍と竜の意味的な違いはありません。
同じ読みで「りゅう」であり、意味は同じです。
違いは、旧字体と新字体であるかという事であり、龍が旧字体であり、竜が新字体であるという事です。
龍は常用漢字外、竜が常用漢字ですので、一般的には竜が使われる事が多いですが、文学や小説などでは、龍もよく使われています。
また、氏名でも竜と龍は使われる事が多いです。
龍は厳格なイメージ、竜は軽いイメージを抱きますが、そのイメージの通りに使われています。
「竜」の正しい使い方と意味
竜は、龍に比較して字画が少ない事もあって、名前に使われる事が多いですが、西洋のドラゴンのイメージで竜が小説などで使われています。
新聞などの活字メディアでは、竜を採用するケースが多いですが、これは、竜が常用漢字に指定されているからです。
その為、竜と龍のいずれを使えば良いのか迷った際には、常用漢字である竜を使って文章を組み立てていけば良いのです。
竜は龍よりも汎用性が高い漢字であると言えるかも知れません。
「龍」の正しい使い方と意味
龍の正しい使い方は、厳格なイメージを出したいという時や氏名に角ばったイメージを作り出したい時です。
名前であれば、龍一などがあります。
また、小説で龍を強そうなイメージで登場させたい場合には、龍を使えば、イメージの構築がしやすいでしょう。
厳格な印象や強そうな印象を感じさせる形をしていますので、龍は様々な場面で使えるという点で優れています。
龍を活用していく事で表現の幅を広げられるようになっていく事でしょう。
スポンサーリンク
