カーニバルとフェスティバル、言葉としては知っているけど詳しい違いを知っているという人はあまりいないかもしれません。
そんな方のために、「カーニバル」と「フェスティバル」の違いについてご紹介していきます。
カーニバルとフェスティバルの違い
「カーニバル」と「フェスティバル」のもともとの意味は、前者がカトリックなどの文化圏で見られる節句である謝肉祭を指し、後者は単なるお祭りを意味します。
さらに前者は祭りなどに加わって楽しむ参加型のものを指すのに対して、後者は加わるのではなく眺めて楽しむ見物型のものを指す点で、両者に違いがあります。
いずれもラテン語が語源で前者はcarne vale(肉よ、さらば)、後者はfestivus(フェスティバス)です。
カーニバルとは
「カーニバル」とは本来は謝肉祭を指し、これはカトリック教徒がキリストの復活祭より前の四旬節の期間を肉を断って精進する風習があり、その前に肉を食べて楽しむことがもともとの始まりとする祭りです。
一般的に知られている「カーニバル」としてはブラジルを代表する都市リオデジャネイロで開催される「リオのカーニバル」や日本でも各地で行われている「サンバ・カーニバル」などがあり、多くは踊りを主体としたイベントとなっています。
フェスティバルとは
「フェスティバル」とはお祭りを意味するもので、あるテーマに沿った興行的なイベントや地域の祭りを指します。
最近はラテン語やイタリア語で同じ意味の「フェスタ」や、「フェスティバル」の省略形である「フェスト」「フェス」などといった用語も使われることが多くなっています。
国際協力に関するお祭りである「ワン・ワールド・フェスティバル」や乳がんの早期発見を啓発する「ピンク・リボン・フェスティバル」などが有名です。
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