ちょっと目を離すと、知らないうちに猫が何かの上に乗っているなんてことありませんか。
そんな疑問にお答えしていきます。
猫は家の中で一番快適な場所を知っていると言われます。
夏の暑い日、人間はエアコンの前から動きたくないのに猫は室内に見当たらない、どこにいるのか探したら風通しが良くひんやりした廊下に寝ていた、なんてこともよくある話です。
寒い時期にはお風呂のフタの上や押入の布団の上など暖かい場所で寝ています。
ちょっとの気温差にも敏感に反応し、常に快適な寝場所を求めます。
そして猫は何かの上に座ることも大好きです。
布団やクッションの上だけでなく取り込んだばかりの洗濯物や雑誌、バッグ、チラシの上など「そんなところに座っても気持ちよくないでしょ」と思うようなところでも喜んで座ります。
これは猫が「何かの上は快適」だと思っているからなんです。
冷たい地面より枯れ葉の上が暖かい、切り株の上に座れば虫も来なくて快適、と野生時代の習性が今を生きる猫にもインプットされているのです。
逆に猫は「何かを上に掛ける」ことは好みません。
寒い日、座布団の上で丸くなって寝ている猫に毛布を掛けたのに嫌がられてしまった、という経験はありませんか?
掛けても掛けても下に敷いて寝てしまう、飼い主の優しさが分からないのね、なんて思ってしまいますが、下に敷くのが好きなのですから仕方がありません。
そんな猫も冬には飼い主の暖かい布団に入りたくなります。
苦手な掛け布団よりもっと苦手なのが寒い室内、寒いときに一番快適な寝場所は飼い主の布団だと知っているのです。
猫がなかなか一緒に寝てくれないという飼い主さんも、猫が苦手な掛け布団を克服する日まで待ってくださいね。
暖かい布団の中を選ぶか、掛け布団のない気楽さを選ぶか、猫も毎晩悩んでいるに違いありません。
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