「猫は寝てばかりでいいなぁ」猫を飼っている人なら一度は思ったことがあるのではないでしょうか。
なぜ猫がいつも寝ているのかその理由についてご説明していきます。
猫の平均睡眠時間は1日14時間から16時間、子猫は18時間から20時間と言われています。
寝てばかりいるから「寝る子」が「ねこ」になったという説もあるくらいです。
動物の睡眠時間は種類によって違います。大型のゾウは1日約3時間、チンパンジーは約9時間です。
これは大型の草食動物は食事量が多く、1日の大半をエサを食べて過ごしているから。
まさに寝る間を惜しんで食べる体になっているのです。
逆にエネルギー量の高い肉を食べる肉食動物は食事時間が短く、残った時間を睡眠時間に充てています。
人間なら残った時間は遊んだり、散歩をしたり、寝る以外のことに使いますが、動物は眠ります。
これは決して怠けているのではなく自分の身を守るためなんです。
多くの危険がある野生動物の世界では、意味もなく歩き回ることで更に自分の身が危険にさらされます。
身を守るためには動かず静かに時間を過ごすのが一番良いのです。
人に飼われて何の不安も心配もない猫は、エサを探す時間も必要ないので同じ猫であるノラ猫よりも圧倒的に暇です。
そして飼い主から安心して眠れるベッドも用意してもらえます。
猫用のベッドが無くたってソファや布団など家の中には快適な寝場所がいっぱい。
逆に寝る以外、何をして過ごせばいいの?というくらい寝るための環境が整っています。
いつまで寝てるの?と言われても、猫だって「寝るようにインプットされているから仕方ないのよ」といったところかもしれません。
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