猫がお互いの鼻と鼻をくっつけ合う鼻チュー姿を見たことはありませんか?
可愛らしい光景ですが、なんでこんなことをするのでしょうか。
猫が鼻チューをする理由についてご説明していきます。
猫が鼻チューをするのは、猫のあいさつです。
猫同士がすれ違うとき、他の場所にいた猫と出会ったときなどにやっています。
でも実はお互いの鼻と鼻をくっつけているのではなく、お互いの口のにおいを嗅いでいます。
猫は視力があまり良い方ではなく、多くの情報を視覚ではなく嗅覚で得ています。
相手の姿や形よりもにおいで相手のことを判断します。
人間が見分けられないそっくりな模様の猫でも、猫はにおいで区別することができるのです。
相手の口のにおいを嗅ぐことで、どこへ行っていたのか、何を食べたのか、危険はないかを判断します。
猫の口の周りにはにおいの出る腺があるので、一緒に暮らしている猫のにおいかどうかも判断できるというわけです。
これは人間に対しても同じこと。猫の前に指を差し出したときに鼻をくっつけてきたことや、帰宅して猫を抱き上げたら顔に鼻をくっつけてきたり、口のにおいを嗅がれたことはありませんか?
においを嗅いで、本当に自分の飼い主かどうか、知っているにおいかどうか、どこへ行ってきたのか確認しています。
猫を飼っている人は「猫が昼寝から起きてこっちへ来たと思ったら冷たい鼻をくっつけてあいさつした」という経験があるのではないでしょうか。
猫は自分が昼寝をしていて飼い主と離れている間、自分が寝ていたのではなく飼い主がどこかへ行ってしまったと思っています。
だから目が覚めたときは飼い主が帰ってきたと感じて飼い主のにおいを確認に行くのです。
猫にとっては知っているにおいが家族の証、安心するにおいです。
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