猫と長く一緒に暮らしていると、ゴハンを食べる量にムラがあることに気付きます。
同じゴハンを用意してもあっという間に全部食べてしまう日もあれば、一日かかってもほとんど減らない日があります。
なぜなのでしょうか?
猫がムラ食いをする理由についてご説明していきます。
食べない日には心配になって「味が気に入らないに違いない」とドライフードにササミや煮干しをトッピングしたり、違う味のドライフードや猫缶を用意したりしていませんでしたか。
ですが、猫が食べない理由は別にあります。
それは猫には「規則正しい食生活」がインプットされていないからなんです。
野生生活をしていた頃の猫は、狩りをして食料を得ていました。
狩りでは毎日同じ量の獲物が得られるわけではなく、成功した日には美味しいゴハンにありつけ、失敗した日には何も食べることができないことが当たり前の生活です。
この頃の名残が現代の猫のムラ食いになっているというわけです。
たくさん食べる日もあれば、ほとんど食べない日もある、ちょっとわがままな食生活に思えますが、これが本来の猫なのです。
猫の様子を見ていれば、体調が悪くて食べられないのか、単なるムラ食いなのか分かります。
食べないから、と食事をグレードアップさせてしまうと、猫はどんどん調子に乗ります。
食べなかったら美味しい物が出てくるに違いない、と飼い主の顔をチラチラ見ながらお皿の前で食べずに待っていたりします。
食べないときには「そういう気分なのね」と思っていいのです。
本当にお腹がすいているのに食べるものがないときは必死で催促してきます。
それは例え飼い主が寝ていても、ゴハンを貰えるまでは諦めず起こし続けるほどの勢いです。
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