猫を飼っている人なら、猫を抱いているときや一緒に寝ているときに前足をグーパーしながら交互に踏んでモミモミされたことがあるのではないでしょうか。
モミモミをする理由についてご紹介していきます。
猫のモミモミは、ときには勢いが強く爪が刺さって痛いこともありますが、「疲れている私にマッサージをしてくれているのね」と思ってしまう嬉しい行動です。
ですが、モミモミの本当の理由は、子猫がお母さんのおっぱいを飲むときの名残なんです。
子猫がおっぱいを飲むとき、おっぱいがよく出るように両手でおっぱいをモミモミと刺激しながら飲みます。
多くの飼い猫はいつまでも子猫気分でいるので、暖かくて柔らかい布団の中や、飼い主に抱かれて甘えたい気分になったときに赤ちゃん返りしてモミモミが出てしまうんです。
リラックスして、おっぱいを飲んで幸せを感じていた子猫の心に戻っているのです。
まるで、指しゃぶりを卒業できない子供のようです。
モミモミしながらのどをゴロゴロ鳴らすこともあります。
子猫はおっぱいを飲みながらゴロゴロ鳴らすことによって、お母さんに「おっぱいが届いてるよ」と知らせています。
モミモミとゴロゴロを同時にやっている猫はすっかり子猫ちゃんに戻って甘えています。
モミモミしながら飼い主の指や耳たぶ、洋服をチュパチュパ吸う猫もいます。
早くにお母さんと離れた猫に多く見られる行動ですが、これも同じ理由で、お母さんのおっぱいだと思って甘えています。
人間の耳たぶは猫のおっぱいと近い柔らかさのようです。
モミモミをしているのは安心しきっているから、モミモミをしているときの猫はとても幸せに満ちていて、その姿を見る飼い主も幸せな気分にしてくれます。
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