「フィナンシェ」と「マドレーヌ」は、どちらも人気の洋菓子ですが、気づくとどっちがどっちだっけとわからなくなってしまう人もいるのではないでしょうか。
そんな方のために、「フィナンシェ」と「マドレーヌ」の違いと、それぞれの特徴についてご紹介していきます。
「フィナンシェ」と「マドレーヌ」の違い
日本人に好まれる洋菓子として有名なのが、フィナンシェとマドレーヌです。
洋菓子店や喫茶店でも人気のフィナンシェとマドレーヌは、風味がとても似ています。
どちらもバターの香りが漂う美味しい洋菓子で、その違いを深く考えずに食べている人も多いです。
フィナンシェとマドレーヌは、どちらもフランスで誕生しています。
風味は似ているものの、よく味わって食べると食感が違います。
食感が違う理由のひとつは、材料にあります。
フィナンシェとは
フィナンシェは、17世紀に修道女が作った焼き菓子がもとになっています。
フィナンシェには、小麦粉とアーモンドパウダーが使われています。卵は卵白だけで、焦がしバターと砂糖が美味しさを引き立てます。
アーモンドパウダーは、小麦と同じか少し多めに入れます。
焦がしバターを使うことでバターの香りがよく出てアーモンドの香りとかさねって高級感のある味わいとなります。
フィナンシェは、特に紅茶によく合います。
日本では、チョコレートや抹茶を使ったフィナンシェも人気があります。
マドレーヌとは
マドレーヌは、小麦粉と全卵、砂糖、溶かしバターが基本の材料です。
フィナンシェとの違いは、生地に使う粉が小麦粉だけで、卵が全卵であることです。
材料に卵黄が入ることで、マドレーヌの特徴である口どけの良さが出ます。
マドレーヌは、生地がしっとりとして食感がやわらかく高齢者にも好まれます。
マドレーヌは、貝殻の形が有名です。
フランスには、貝殻の形になったエピソードが残っています。
宮廷で働いていた女性が貝殻を使って焼き菓子を作ってみたところ、王様が気に入って召使の名前であるマドレーヌを洋菓子の名にしたというものです。
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