せっかく猫にゴハンを用意したのに、ちょっとクンクンして砂をかけるようなしぐさをされてしまったという経験はありませんか。
なぜそのような仕草をするのか、その理由についてご説明していきます。
猫がご飯に砂をかける仕草をするだけでなく、ご飯の入ったお皿や、隣に置いた水皿をひっくり返してしまったり、近くにあるものをお皿の上にかぶせてしまうこともあります。
飼い主にしてみれば「ご飯を気に入ってもらえなかった」と大きなショックを受けてしまうこの行動、実は猫はそんなに大げさに考えていません。
ご飯が気に入らないのではなく、「まだお腹いっぱいだから欲しくないの」「今はご飯の気分じゃないの」と思っているだけなんです。
一口食べて美味しかったから後で本気食いしようと思っているかもしれません。
何にしても今すぐに食べることができないご飯は隠しておかないと誰かに取られてしまう、だから砂に埋めて隠さなきゃと野生時代の癖がついつい出てしまいます。
他にご飯を取るような猫がいなくても自然と出てしまう行動です。
だから「ご飯が気に入らないからって、そんなことしちゃダメ」と怒られても、猫自身はそんなことをしたつもりは全くないので困ってしまいます。
猫の最大の魅力は気まぐれであること、それは食生活においても同じことです。
たくさん食べたい日もあれば、あまり欲しくない日だってあります。
あまり食べないから、砂をかけるようなしぐさをして気に入らないみたいだからと他のご飯を用意しなくても大丈夫です。
本当に体調が悪くて食べられない日はじーっと座っているだけでご飯に寄ってくることも埋める元気もありませんから、猫が元気に活動していれば何も心配はないのです。
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