「趣旨」と「主旨」ってよく目にする言葉だけど、その違いに詳しく分かっていないという人もいるのではないでしょうか。
そんな方に、1分でわかる「趣旨」と「主旨」の正しい使い方と意味についてご紹介していきます。
「趣旨」と「主旨」の違いについて
趣旨と主旨は読み方は同じなので区別せずに使っている人もいるでしょう。
区別していない人は言葉として発する機会が多くても、文字にして書く機会は少ないのではないでしょうか。
いざ書こうとするときに、どちらの漢字を使えば良いのか迷ってしまう可能性があります。
趣旨と主旨を正しく使い分けたいなら、両者の意味の違いを正確に知っておくことが大切です。
ふだん混同して使っている人はこの機会に正しく理解しておきましょう。
「趣旨」の正しい使い方と意味
趣旨は何か物事を実施する際の目的や意図を指します。
文を書いたり話をしたりするときに対象となる事象とも言い換えが可能です。
つまり日常生活のほとんどの場合は、何かしらの趣旨を持って行動しているといえます。
たとえば学校に毎日通う趣旨は勉強することですし、スポーツジムに行く趣旨は体を鍛えることです。
休憩しているときでさえ、体を休めるという趣旨があります。
このように目的や意図の意味を込めたい場合は、基本的には趣旨を用いましょう。
「主旨」の正しい使い方と意味
主旨もよく似た意味ですが、より具体的な内容に迫った意味合いがあります。
自分以外の人に何かを伝達する行動に関する言葉であり、会話や執筆の中枢となる事象と考えると分かりやすいです。
たとえば会議を始める前に主旨を話すことが多いです。
ふだんの仕事でも、忙しい上司に主旨だけ伝えるように言われることも少なくありません。
また書籍においても前書きで主旨を述べているものが多く見受けられます。
このように大切な内容を要約したものを指したい場合に使いましょう。
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