一酸化炭素と二酸化炭素の違いとは?中毒の症状に気をつけろ!

一酸化炭素 二酸化炭素

化学の時間に勉強した一酸化炭素と二酸化炭素ですが、その違いについてしっかりと憶えているでしょうか?

今回は、その違いを忘れてしまったという方に、わかりやすくご説明していきます。

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一酸化炭素と二酸化炭素の違いと関係

一酸化炭素 二酸化炭素 違い

モノを燃やすと、炭素と酸素が結合し、二酸化炭素(CO2)が発生します。

ヒトが息を吐く時、排出されるものも二酸化炭素になります。

二酸化炭素は無色無臭の気体で、特に害があるわけでもありません。

一方、モノが燃える時に十分に酸素を取り込めず、不完全燃焼となった場合に生じるのが、一酸化炭素(CO)になります。

一酸化炭素も無色無臭ですが、わずかに大気中に含まれているだけでも、人体にとって有害になります。

というのも、本来炭素は酸素2つと結合することではじめて安定します。

一酸化炭素は酸素が1つしか結合していないためとても不安定で、早く安定した二酸化炭素になろうとします。そのため酸素と結合する力が強いのです。

一酸化炭素と二酸化炭素の比重の違い!中毒の症状は?

一酸化炭素と二酸化炭素の大きな違いとして挙げられるのが、比重です。

二酸化炭素は空気よりも重いため、下に溜まります。

一方、一酸化炭素は空気とほぼ同程度の比重です。

そのため、一酸化炭素は部屋全体に広がります。

また空気中に二酸化炭素や一酸化炭素が増えると、体内が酸欠状態となり、息苦しくなります。

また頭痛・めまいといった症状が現れ、最終的には意識消失・心肺停止につながります。

二酸化炭素の場合、濃度が3%を超えたあたりから徐々に症状が現れます。

一方、一酸化炭素は酸素と結合しやすいです。

そのため、少し大気中に含まれているだけでも一気に症状が現れ、死に至る可能性が高くなります。

一酸化炭素中毒と二酸化炭素中毒事故防止のための対策は?

一酸化炭素中毒や二酸化炭素中毒は、体内の酸素の量が少ない状態なので、身体が生命活動を維持できず、死に至る可能性があります。

そのため一酸化炭素中毒や二酸化炭素中毒にならないためにも、ガスや暖房器具を使用する際は換気を忘れないようにすることが大切です。

換気をすることで一酸化炭素や二酸化炭素を含む古い空気は排出され、酸素などが含まれた新しい空気が入ってきます。

暖房などを使う際は、ある程度時間を決めて換気を行うようにしましょう。

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