「音読み」と「訓読み」は、それぞれ漢字の読み方が違うっていうのは、わかっているけど、どうしてそうなったのか、その由来までは知らないという人がほとんどではないでしょうか。
「音読み」と「訓読み」の違い・由来・意味・使い方などについてご紹介していきます。
「音読み」と「訓読み」の違い・由来
漢字を読むときには一つの文字がいろいろな読み方が出来ることがあります。
その読みでも「音読み」と「訓読み」というものがありますが「音読み」は漢字を生み出した中国で使われていたときの発音を元にした読み方です。
そして「訓読み」というのは、日本に入ってきた漢字に意味をもたせた読みのことを言います。
その読みが何方の読み方なのかを区別する方法としては、読んだときにその読み方で言葉の意味を理解する事ができるかというのが一般的な方法です。
「音読み」の正しい意味・使い方とは
音読みは中国での読み方を元にしているので、それだけでは意味がわかりません。
例えば「海」という漢字があるときに音読みでは「カイ」と読みます。
しかし、海を見てただ「カイ」ということはありません。
「カイ」という言葉を使うときには「日本海」や「瀬戸内海」というように熟語を構成するときです。
ただし、熟語を構成するからといって全て音読みとは限らず、音読みと訓読みが混ざっているときもあります。
その代表的な言葉が「重箱」です。熟語だけれども果たして音読みかわからないときには辞典で調べるしかありません。
「訓読み」の正しい意味・使い方とは
訓読みは日本で作られた読み方です。
それだけで漢字の意味がわかるし、文章の中では送り仮名が使われているときには訓読みです。
例えば「紙」という漢字があったとして音読みでは「シ」ですが、それだけでは同音異義語が多すぎて意味がわかりません。
しかし「カミ」と読めばそれは書籍などに使われている紙であることがたちどころにわかります。
送り仮名については例えば「読む」というような使い方がされているときです。
送り仮名は中国にはないので日本での読み方であることがわかります。
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