最近の炊飯器には「早炊き」と「普通炊き」など色々な炊き方がありますが、その違いを意外とよくわかっていない人も多いのではないでしょうか。
おいしさや電気代は変わるかなど、「早炊き」と「普通炊き」の違いについてご紹介していきます。
「早炊き」と「普通炊き」の違いは?
最近の炊飯器には、早炊きと普通炊きを選べる機種が一般的になっています。
この違いは炊き上がりまでに要する時間の差に他なりません。
通常だと40分から1時間近くかかる工程が、30分程度で終わります。
時間の無い朝には最適で忙しい主婦にとっても心強い味方となります。
では常に早炊きにすればいいのかというと、そうもいきません。
きちんとメリットとデメリットを把握して置かなければ、美味しい新米の魅力も損なわれます。
「早炊き」と「普通炊き」のおいしさ・味の違いは?
最も差異が顕著に出るものはご飯の味に他なりません。
早炊きにすると若干固めになり、甘みが弱くなるとされています。
これは時間短縮のために削られた工程に起因するものです。炊飯そのものは同じでも、前後の給水と蒸らしが短くなっています。
これを行うことはお米の旨味を引き出すために重要です。これを削ってしまうのですから味が落ちるのも当然といえます。
少しでも改善したいのであれば前もって水につけておくと効果的です。
そして炊き上がったらすぐに食べることで、風味が抜ける前に味わうことができます。
「早炊き」と「普通炊き」の電気代の違いは?
毎日使うものだけに気になるのは電気代です。
時間が短くなればそれだけ電力も低くなりそうですが、そう単純な話でもありません。
一番電気を使うのは炊飯時ですから、ここだけはほぼ一緒になります。
つまり時間は節約できても電気代はお得にならないことが一般的です。
むしろ炊き上がりを促進するため、電力を多く使ってしまう機種さえ存在します。
それでも大きな違いにはなりませんから考慮すべきなのは時間コストとご飯の味だけです。
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