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新緑の候の読み方と意味、使う時期はいつ?

新緑の候

手紙などに時候の挨拶を使用することは、大人の教養のひとつではないでしょうか。

今回は、5月に用いる時候の挨拶である、新緑の候の読み方と意味、使う時期はいつ頃なのか、文例をご紹介していきます。

「新緑の候」の読み方と意味


新緑の候は、「しんりょくのこう」と読みます。

音読みでそのままです。

意味はその字の通りで「新しい緑の季節」です。

桜をイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。

桜の花が咲き、満開になって散っていくころになると葉が枝から出てきます。

新緑とは、新しい葉っぱが出てきて、濃い緑になる前の若々しい緑が映える様子を表します。

葉っぱが出始めたというよりは全体に緑が目立つけど、まだ若い葉っぱで緑の濃さが薄いというイメージです。

「新緑の候」の使う時期(いつからいつまで)

「新緑の侯」は5月の間使える時候の言葉です。

5月というと私たちの感覚では春が続いているイメージですが、5月6日頃が二十四節気の立夏にあたります。

そのため、この日以降は夏に分類されます。

いくら体感的に春の終わりだと思っていても「晩春の候」は使えないのです。

これに対し「新緑」であれば、5月の上旬、中旬、下旬を問わず、ずっと使えます。

「新緑」と同じような意味で「若葉の候」「青葉の侯」といった言い方もあります。

「新緑の候」を使った簡単な文例は

「新緑の侯」という言い方のものを時候といいますが、これはビジネス文書でよく用いられるものです。

「拝啓 新緑の侯 貴社ますますご隆盛のこととお喜び申し上げます。」のような形で使います。

「拝啓」の部分が頭語、「新緑の侯」が時候、「貴社ますますご隆盛のこととお喜び申し上げます」の部分が安否の挨拶といい、ビジネス文書はこのパターンで使っていきます。

拝啓に対する締めのことばを結語といいますが、こちらは「敬具」を使うのが一般的です。

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